【ブログ】レッスン中のひとコマ (飯島みずき)

お教室のレッスン室内には必ずカレンダーが置いてあるのですが、お部屋によっては作曲家の誕生日が記載されているカレンダーだったりします♪

今月(4月)だと、1日にはセルゲイ・ラフマニノフのお誕生日、との記載。2023年はラフマニノフ生誕150年と記念の年でもあります。

カレンダーに皆さんの知っている作曲家の名前はあるでしょうか?レッスンの際にチェックしてみるのも面白そうですね。

 

 

さて、先日レッスン中に生徒さんと「オクターヴ」のお話をしました。

オクターヴとは、ピアノの鍵盤でいうと、ある音から白鍵8個分離れた音まで、の幅で「完全8度音程」とも言ったりします。

つまり、ドから次のドまで、の幅です。個人差がありますが、小学生だと高学年くらいから、この幅をしっかりと弾けるようになってくるでしょうか…

手が小さいうちは、なかなかこのオクターヴの音程に指が届かず、私も幼い頃はもやもやウズウズした時期がありました。

 

「Aくんはドからどこまで届くかな~」

「ぼくはドからギリギリ、シまで届くよ」と見せてくれました。

「すごいね~、オクターヴが届くまであと少しだね」

すると「手の大きな人はどこまで届くのかな?」Aくんからそんな質問がありました。

「そこのカレンダーの、4月1日に書いてある人、読んでみてくれる?」

「らふまにのふ…?」

「そうそう、ラフマニノフさんってピアノの曲もたくさん書いた作曲家なの。彼はドからラまで届いたんだって!」

「えええ!ドレミファソラシド、レミファソラ…鍵盤13個も離れてる~。すごーーーい」

 

 

ふとした疑問から、カレンダーに載った作曲家ラフマニノフのお話が出来たひとコマでした。

 

 

さてさて、A君は大きくなったら鍵盤どこまで届くようになるかな……♪

 

 

飯島みずき