【ブログ】芸術の秋に親子で楽しむクラシック(松谷理絵)
こんにちは。
少しずつ秋らしい風を感じるようになりましたね。
「読書の秋」「食欲の秋」と並んで、秋といえば「芸術の秋」
今回は、10月にぜひ聴いていただきたいオーケストラの名曲を3曲ご紹介します。
これらの曲には自然や人々の暮らし、さまざまな感情が音楽の中に描かれています。
親子で「どんな音に聞こえる?」と話しながら、気軽に楽しんでみてください。
1.ヴィヴァルディ《四季》より「秋」
――収穫を喜ぶ人々の音楽
秋のクラシック音楽といえば、まず思い浮かぶのがヴィヴァルディの《四季》
「春・夏・秋・冬」それぞれの季節を、ヴァイオリンとオーケストラで表現した作品です。
「秋」では、収穫を喜ぶ人々の宴や、楽しく踊る様子などが描かれています。
細かく動くヴァイオリンの音にも注目してみてください。
まるで音楽から、秋のお祭りの風景が浮かんでくるようです。
お子さまと一緒に、
「この音は何を表していると思う?」
と想像しながら聴くのもおすすめです。
2.ベートーヴェン《交響曲第6番「田園」》
――自然の中で感じる心を音楽に
次はベートーヴェンの《田園》
自然の風景を思わせる、穏やかで美しい作品です。
小川のせせらぎや鳥の声、村の人々の様子、そして突然の嵐。
5つの楽章を通して、自然の中で過ごす人々の姿が描かれています。
ただし、ベートーヴェンが表現したかったのは、単なる「自然の音」だけではありません。
自然に触れたときに感じる喜びや安らぎといった心の動きも音楽に込められています。
秋の公園を散歩したあとに聴いてみると、いつもとは違った印象を受けるかもしれませんね。
3.ブラームス《交響曲第3番》
――秋の夕暮れを思わせる深い音楽
最後は、ブラームスの《交響曲第3番》
ブラームスは19世紀ドイツを代表する作曲家の一人です。
華やかさだけではなく、旋律や和声の美しさを大切にした作曲家として知られています。
この作品には、力強さと繊細さの両方が感じられます。
特に第3楽章は、どこか物悲しく、静かな余韻を残す音楽。
夏が終わり、少しずつ冬へ向かっていく秋の季節にも似ています。
「楽しい」「悲しい」と簡単に決めず、
「この音楽を聴いて、どんな気持ちになる?」
とお子さまと話してみるのもおすすめです。
今回ご紹介した3曲は、それぞれ違った方法で私たちに情景や感情を伝えてくれます。
ヴィヴァルディなら「音で風景を想像する」
ベートーヴェンなら「自然から感じた心を味わう」
ブラームスなら「音の重なりから生まれる感情を感じる」
楽器を演奏することはもちろん大切ですが、音楽をじっくり聴き、自分なりに感じることも大切な音楽体験です。
そして、感じ方に正解はありません。
「この曲、楽しい!」
「ちょっと寂しい感じがする」
「この楽器の音が好き!」
そんな一言から、お子さまの音楽への興味が広がっていくかもしれません。
忙しい毎日の中でも、10分ほど音楽を聴く時間を作ってみてはいかがでしょうか。
夕食後や休日の午後に、親子で一曲聴いて、
「どこが一番印象に残った?」
と話してみるだけでも十分です。
今年の「芸術の秋」は、ぜひご家族でクラシック音楽を楽しんでみてください。
お気に入りの一曲が見つかったら、ぜひ教えてくださいね♪
松谷 理絵
