教室のインターホンを鳴らすと「プルルルル」と音が鳴りますよね。この音、ピアノで弾くと何の音かわかりますか？？

この音が分かった人は絶対音感があります💡

絶対音感とは、簡単にいうと「音の高さを耳で記憶していること」です。

音を聴いた時に、瞬間的・直感的にその音の高さを『ドレミ』といった音名に変換してしまう不思議で面白い能力だと思いませんか？

この絶対音感があると、日常生活がとても

面白いです。例えば、JR田町駅で山手線の電車の出発メロディーは「ソソラソドソミソ〜♪×2」、救急車のサイレン音は「シーソーシーソー♪」などと聴こえてくるのです。

私自身3歳からピアノを始め、絶対音感が自然と身に付いたのですが、何でも音名で分かってしまう反面、悩まされていることもあります。

それは…

〝歌詞のある曲でも言葉ではなくドレミなどの音名が耳にまず入ってきてしまうこと〟です。

今考えてみると、最初から最後まで歌詞をちゃんと歌える曲が1曲もないのです。

他にも、絶対音感があると、歌が上手だとよく思われますが実際はそんなこともなく、あくまで音程は正確に取れるだけだと思っています。（個人的な見解です）私がカラオケに行くと、出てくる歌詞をとにかく噛まずに言えるかに全神経を使ってしまうので、どうしてもカラオケには苦手意識があります。笑

音感についての話に戻しますが、

レッスンをしていると、流行りの曲などを「聴いてたらピアノでも弾けた！」とスラスラと弾いてくれる子がいます。

この耳コピする力も絶対音感という力が働いているからできることなのです！✨

ピアノを学ぶ皆さんには、

音をよく聴いて、音を感じて、音の世界の面白さを味わって欲しいなと思っております🎹

日常の中に溢れている音を、ピアノの中でも探してみてください🎶

及川菜乃